2007年02月23日

らくたの楽器(その3)

070204_2355~01.JPG【左:CLAFTER CT-125 右:GUILD JF30-12】

【CLAFTER CT-125】

2005年の冬に買ったエレガットです。この前に書いたVARIAXですが、便利なのですが一つ不足している音色が「ガットギター」なんです。鉄弦のギターでナイロン弦の音をシミュレートするのが難しいということなのかもしれませんが、ちょっと不満です。かといってガットギターは僕の曲ではそんなに頻繁に使うものではないわけで、わざわざ高いのを買うのもなぁ…けどあったら使う機会はあるはずだから、安くてなんかチャームポイントのあるものが現れないかなぁ…などと思い、月日を過ごしていました。

ある日、偶然某楽器屋さんでこのギターを見つけました。何となく弾いてみました。セミホローボディーで生音はほとんどしない(だから夜でも演奏できる)、ピックアップが載っているので便利、アンプを通して試奏する限りそれなりの音が出ている気がする…この3つのポイントがなかなか魅力的です。この値段でこれらの条件を満たしている選択肢が他になかったので、購入を決めました。

後日談ですが、最近VARIAX ACOUSTIC 300 NYLONという機種がLINE6社から出ましたが、この機種は従来のVARIAXのようにダイヤルでシミュレートしているギターの種類を選ぶというスタイルではなく、BODY/COMP/VERB/MICの4つのパラメーターを動かして様々なギターの音を作り上げるという構造になっていて、自分の気に入ったギターのプリセットを選ぶ従来のスタイルとはちょっと違った趣の操作系です。楽器屋さんでの試奏だけの印象ですが、概ねこのギターで出来ることは、僕のCLAFTER CT125+BOSS AD-5の組み合わせで出来ることと大きく変わらない気がしますし、音に格段の差も感じない(まぁ、ガットギターの音の良し悪しがわからないということなのかも知れませんが)ので、VARIAXのガットバージョンが出たから買い換えたい、という気は全く起きません。

今のところ僕の発表している音源にこのギターが使われているものは少ないのですが、「ガットギターの色気が欲しい!」と思う場面ではちょこちょこ使っていこうと思っています。


【GUILD JF30-12】

2000年の秋に購入したギターです。ある日、当時職場が御茶ノ水だった僕、昼休みに楽器屋に行き、このギターを見つけて、どんなギターだろう…と試奏してみました。ギルドのギターは中低音域の濃い、僕的には扱いにくいギターというイメージ(これは後にちょっと誤解があるのかな…と思うようになりましたが)があったのですが、12弦の場合6弦に比べてかなり高域が強調されますから、その濃度が高めの中低域がいいバランスを生み出すんですね。爽やかで深く、クリアな音にかなり心が動きます。

もっとも当時僕はK-YAIRIのYD87-12という12弦エレアコを持っていたんです。このギターも悪いギターではなかったんですが、如何せんボディーが小さいためこのGUILDと比べてしまうと音に深みが足りない。要は「じゃら〜んと鳴らしたとき」の気持ちよさがGUILDの方が格段に上だった…ということです(笑)。

ところで、この時購入を考えていたのがGIBSONのHUMMINGBIRDだったんです。ある日吉祥寺の某楽器店で「これぞ俺の求めていたHUMMINGBIRDだ」という音のする、それも格安のものを見つけていたんですね。ちょうどこのJF30-12を見つけるちょっと前です。どちらも結構いいお値段のする買い物ですから、かなり迷います。もちろん両方は買えないし…と、しばらく迷っていました。もう一回HUMINNGBIRDの方を弾いてみようと時間を作って吉祥寺に行きます。はい、もう売れてました。ちなみにこのHUMINNGBIRDよりも僕の好きな音がするHUMMINGBIRDには未だ出会っていません。

対抗馬はいなくなったわけですが、それでもしばらく慎重考えて、結局当面はYAIRIの12弦も残したままにして、このGUILDを買うことにしました。ただ後に、12弦自体の出番があまり多くないのに12弦が2本あってもしょうがないし、ライブの予定もないからエレアコを残しておく必要もないか…と思うようになり、結局数年後にYAIRIの12弦はドナドナしました。

このGUILDも今のところ出番はあまり多くはありませんが、今作成中の音源では、時々きらきらとした音を曲の中に撒き散らしにやってきます。中心選手ではないんですが、いないと何だか物足りない、不思議な存在感のあるギターです。僕の腕が拙いため、例えば単音弾きで複弦の存在感がより際立つフレーズを散りばめるとか、まだまだいろんな使い方もしたいんですが、なかなかそこまで使いこなせていないのが残念です。もっと楽器のポテンシャルが生かせるような技術とセンスを磨かなきゃなぁ…と、弾くたびに特に反省させられる楽器でもあります。



ところで、これで「らくたの楽器」ギターシリーズ本編は終わりなんですが、こうやって振り返ってみるとどのギターもそれなりに「ステキな偶然」を経て僕の手元にやってきているんですよね。もしあの時にあのギターに出会っていなかったら、別の選択をしていたら…過去についての"if"は無意味だといいますけど…出来上がった曲も違うものになっていたかもしれませんね…なんて思うらくたなのでした。
posted by らくた at 04:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽人らくた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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