2005年08月30日

左が偉くて右が偉くない感じ

東海林さだお氏の本だったと思うんですが、どういう文脈だったかさっぱり覚えていないのですが

「ニュースで二人のキャスターが並んでいると左の人が右の人を引き連れているような感じがして、左の人の方が偉い感じがする」

という旨の下りを見た記憶があります。何だかものすごく分かるような気がしたんですよね…。


ところで今日のこと。無性に焼き肉が食べたくなりました。疲れには冷たいビールと焼き肉でしょう!

ただ以前書いた焼き肉屋には入りたくないので、今日は別の店に挑戦です。しかし行ってみると、時間が時間だったこともあって、僕の目の前で看板の電気が落とされました…。

悲しみに打ちひしがれ、

「今日は焼き肉を食べるのはやめろと言う神の思し召しか…」

と一度は諦めかけたのですが、池袋ですから焼き肉屋はいくらでもあるわけで、そのうちの一軒に吸い込まれていきました。

ちょっと小洒落た焼き肉居酒屋風の店です。カウンターに腰掛け、生ビール・キムチ・焼き肉盛り合わせとビビンパを所望します。

まずビール登場。ところがビールのつまみに頼んだつもりのキムチがなかなか来ません。らくた、基本的に飲むときはあまり食べないのですが、何のつまみもなく飲むのも苦手なんです。

消えていくビールの泡への焦燥感と、キムチを手元に置いてビールが飲みたい切望…二つの気持ちの間で揺れるオヤジ心…葛藤を経ること数分、キムチが運ばれてきました。

ビールを飲みながらキムチをかじります。うん、なかなか美味しいキムチです。ビールもまだまだ程良く冷えています。

そして焼き肉盛り合わせが七厘とともに登場。少しずつ焼きながらビールをゴクリ。お肉は脂も乗っていて柔らかく、ジューシーでなかなかおいしいお肉でしたし、ボリュームもかなりのもの。

そうこうするうちにビールも飲み終わり、お肉とキムチを食べながらビビンパの降臨を待ちかね始めたらくたに、カウンターにいた店員さんが

「何か飲み物お持ちしましょうか?」

と声かけてきます。

「いや、いりません。僕はそろそろご飯ものが食べたいんです…」

という、万感の思いを込めて、僕は手を振ります。

また暫く待っていると、やっと待ちかねたビビンパが運ばれてきました。

ところで「ビビンパ」の「ビビン」とは「混ぜる」という意味だとどこかで聞いたことがあります。持っていた箸であらかた混ぜ終わった頃、店員さんが「お使い下さい」と言いながら金属製のれんげを持ってきます。

僕は無言で受け取ると残った肉を食べながらビビンパを食べ始めます。ほんの少し甘めの味付けの具がご飯とよく絡み合って、なかなかのお味でした。欲を言うなら、上に載っていた海苔がもう少しパリパリしているとよかったかなあ…と思いましたが。

ところでこのビビンパにはスープが付いているはずなのですが…ええ、半分食べ終わったあたりで出てきましたよ。店員さん、丼を持つ僕の左腕の下を通して丼の左側にスープを安置して去っていきました。

「どう考えてもこりゃあ不作法だろう…」

と思い、丼を置きます。うん、何かスープが偉そうです。

「…ん?!」

冒頭に書いた「左のニュースキャスターが偉そうに見える」の原因が氷解した気がするんですよ。これって

「主食のご飯が右、添え物の汁物が左」

の感覚なんじゃないでしょうか。だとすると、左にいる人が偉く見える感覚は、かなり僕の深いところから出てきたものなんじゃないか…って、何かすっきりしました。

というわけで、ニコニコしながら店を出ました。
posted by らくた at 01:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑食人らくた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ビビンパの「ビビン」は、混ぜるって意味なんですね。(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…
「パ」は・・・なんだろう??w
今回は、美味しい焼肉屋さんだったんですd(´∀`o)ネッ!!
Posted by かや at 2005年08月31日 02:37
>かやさん

今回の店は味はよかったので満足満足〜!です。
ちなみに「ビビンパ」の「パ」は確かご飯のことだったと思いますが…自信はありません(笑)。
Posted by らくた at 2005年08月31日 23:44
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