ただ、考えてみると我々「中年男性」にカテゴライズされる者にとっては、餃子に関わる場面と焼売に関わる場面を比べた場合、圧倒的に餃子に関わる機会の方が多いんですね。
例えば「餃子ライス」はよくあるんですが「焼売ライス」…僕は聞いたことがありません。ビールのアテとして市民権を得ているのも餃子の方でしょう。サッポロドラフトワンの「ドラフード1号」に任命されている事実によっても証し立てられています(笑)。また「ラーメンと○○」の場合、ここには餃子が入るのが普通で、焼売が入るの普通だという話は寡聞にして知りません。
どちらもご飯には合うんですが、「一品だけのおかず」と考えると確かに餃子の方がパンチがある。ちょっと焼売は大人し過ぎます。また、ビールのつまみの一つに焼売があるのはいいんですが、焼売だけでビールを飲むのは確かに何となく物足りない。ラーメンと対峙するにもまたしかり…なんですよね。
恋愛の場面に例えて言うなら焼売は、女の子に「ものすごくいい人なんだけど、いい人すぎてなんか物足りないっていうか、何か恋愛対象に見れないのよね…」などと言われてしまいそうなタイプですね。こういうタイプの人にものすごくシンパシーを感じる僕(笑)は、やはり焼売を応援したくなるんですね。
いや、僕の焼売好きは、単なる判官贔屓ではありません。焼売には、餃子には決してできない特技があるんです。
僕の家の冷凍庫にはいつも焼売が入ってます。気紛れで弁当を作って「何かもう一品」と思った時に、どんな弁当を作っても、焼売が入ってバランスが悪くなることはありません。「もう一品」の役割を見事に果たすんですね。これは餃子には決してできない芸当です。
殊更ヒーローに祭り上げられるカリスマもなければヒーローになろうという野心もない。しかしどのようなメンバーと組もうとも調和して存在感を醸し出す。その働きに、数は少なくてもきちんと評価をしてくれる人もいる…。
おいしい焼売が大好きな僕ですが、こうやって考えてみると「おいしい焼売的人生」にもものすごく素敵なんじゃないかって思ったりもします。
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